いつか見つけてね。
家具って見ていると時間が立つのを忘れるくらい。

アレンジとか配置とか考えているとあっという間に時間がすぎるもんだなってつくづく思った。


岳斗君は一人で留学していた時から両親とは一緒に住んでいないって言ってたから何でも自分の好きなようにしてるって。


「でも、この前親父とちゃんと一緒に飯食った。

いろいろうるさく言うからうざかったけど、

顔を合わせないと心配するから。


これでも一人っ子だからな。」

「うん、でも史君と一緒にいると兄弟みたいだよね。

ってことは私は妹?それともお姉ちゃん?」


「うーん、


エミは妹かな?

でも、面倒見いいし、お姉ちゃん?」


岳斗君にいつの間にかそんな風に私の中で家族の一員になっているみたい。


アメリカにいるときは全く接触がなかったからよくわからなかったけど


落ち着いてるから同年代だと思えないくらい。

やっぱり、弟じゃなくてお兄ちゃんだよ。



< 312 / 322 >

この作品をシェア

pagetop