いつか見つけてね。
近所さん
朝起きるとすでにみさえが起きていた。


そしてソファに座って膝を抱えている。


私も顔を見てすぐにみさえが立ち上がった。


「おはよう。えっと、昨日のことなんだけど、どうやって帰ってきたか覚えてないんだけど。」


大きなみさえを私が運んだんだろうと申し訳なさそうにしているから


「あのね、濱っちさんに送ってもらったから。

彼このアパートに住んでいるんだって、」


というと、ホント!、と眼を輝かせる。

言って良かったよね、と思ったけど、別に何もないんだからそれは大丈夫でしょうと自分で納得した。



「このマンション、イイねー。


美穂、いつお兄さん来るの?


また私も泊めてね。昨日はありがとう。」



そう言うとそのままみさえは今日もバイトらしくて帰っていった。


うーん、史君いつ来るんだろう?


今週も来なかったから、私は着替えをしてから買い物に出た。
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