いつか見つけてね。
アキラさんの話を二人でしているうちにすっかり和んでしまった。

昔から友達みたいな二人のこと


もし、あの時の相手が濱野さんて言ったらアキラさんなんて言うだろう。



出会ったときの事は曖昧にふせておいた。


だって、あの日持ち帰られたおかげで彼女と仲良くしているなんて。


恥ずかしくて言えない。





「もういっぱい飲むか?」

気付いたらもう紅茶を飲み干していた。



このままここにいたら…


と考えると、少しあたふたしてしまった。


「別に、いきなり襲わないって。





家に来てくれるなんて思わなかったから、ダメ元だったし。






飯作るから、食ってけ。


な?




今日はそれだけ。」







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