いつか見つけてね。
「あなたは。」



それだけ言って史君固まってる。



「おーい、史君、どうしたの?」


私はぱっと濱野さんの手を解いて史君に近付いた。



「濱野社長。」


ポツリと呟いた。



「社長?


じゃなくて、課長だよっ。







濱野さん、



こっちが兄の史也です。」



少し史君の様子がおかしいけど、手を顎に少し考えてるみたいな様子で




「美穂、お茶入れて、


濱野さんも中へ。」


と言うから


「は~い。」


と返事して私はキッチンに進んだ。




史君が濱野さんと並んでリビングに入る。


二人共、少し緊張した様子。




こんな年上の人が私といること史君変に思ったよね、多分。










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