いつか見つけてね。
違和感があった。

でも、それは何度も触られている間に何か痛くてむず痒いっていう変な気分になってきた。



思いっきり濱っちさんの手を取り払おうと努力しても、力が入らなくて、


片手を私の指に絡めてきてやっと指先に感覚が戻ったみたい。


相変わらず体には唇と舌が這いずっている。



「美穂、濡れてきたね。


溢れてくる。








優しく、ゆっくり入れるから





息止めないで。




入れるよ。」



「みつのぶっ。



んぐっ。ああうっ。




痛っ。」


「もう少し我慢して、もうちょっとだから。













はいった、








動かすよ。


手出して。」




ギュッと指と指を絡めてきた。



もう、頭の中が痛くて考えられなくて、夢中で指先に力がこもってしまってた。



彼のことを見ることもできない、




みんなこんな痛いことを平気でしてたんだ、



私には無理。



セックスなんてしなくていい。







そう頭で思った。








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