いつか見つけてね。
ジムのドアを通り過ぎてその奥のオフィスに私は連れて行かれた。


「おう、ケイン。

朝早くから悪いな。


こっちが昨日電話で話した美穂。


お手柔らかにな。


どれくらいかかる?」



そんな運動神経悪いからって、トレーナー付けられた?

濱野さん、一緒に来たのに私を置いてきぼりにするつもりなんだ。


「う~ん、素が良さそうだからそんなにかからないよ。

11時に戻ってくれば?」


「わかった。


頼んだぞ。




美穂、


何かあったら連絡して。


また迎えに来る。」



ケインさんが


「じゃ、美穂さんはこっちね。」


奥の扉を開けた。



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