いつか見つけてね。
少し薄暗い間接照明の中を歩いていく。

リラクゼーションな音楽が流れていて


今からヨガでもするのかな、なんて思ってた。




そしてケインさんが話しかける。


「美穂さん、リラックスして。

今日は、すみからすみまで体ほぐして綺麗にしてもらうからね。



光信が女連れてくるなんて初めてじゃないかなぁ。


大事にされてるんだね。」


「いいえ。


私は、

約束で。」



すると、制服を着た女性が私の前に来た。


「彼女、綺麗に変身させてあげて。


よろしく。」


「はい。了解です。


ケイン、晶様が奥でお呼びです。」


「おう、わかった。

じゃ、また。」


ケインが去っていった。



そして私はひとつの部屋に案内された。



ヨガマットも何もない?

どうなってるの?






それはスパだった。


全身をマッサージされて、顔もパック、髪の毛もトリートメントされた。

ネイルも施された頃、ケインが服を持って入ってきた。



「さーて、ここからが俺の出番だな。


美穂さんおいで。」




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