いつか見つけてね。
*すると、口をあんぐりとあけて、輝夫が

「社長?

光信のこと?」


って驚いたように聞いてくるから


「そうだよ、


昨日うちに来たんだ。

妹とデートさせてくださいってな。



で、承知したわけ。」


「そっか、

そっか、


よかった。

よかった。」


俺には何意味わからないんだけど。


「なんだよ、その、よかったっての?」


「いや、とうとう光信、美穂ちゃんとデートなのか。


よかった。」


俺は、

「輝夫、お前、アイツのこと知ってるのか?」


「ああ。

おれ、アイツの秘書だからな。」


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