恋愛論
凌
「考えてくれた?」
次の日。
昨日言ったように畑中君はあたしの元へとやってきた。
深呼吸して、あたしは言う。
「…付き合ってみる」
これで良いんだよ。
今までのあたしに戻っただけ。
「まじ?じゃぁよろしくね。早紀」
にこっと笑って彼はまた手を差し出す。
「よろしく、畑中くん」
あたしも手を出して握手をする。
その手を引っ張られ、いきなりキスされる。
「凌、だろ?」
あたしはそんな彼にキスしかえす。
「よろしく、凌」