繰り返し一粒
「好きだ!」

私にそう告白してきたのは羅樹だった。

羅樹は学年1のイケメンで、頭もよくて、優しかった。

ボッチの私には、断る理由もなく、もちろんオッケーした。

羅樹がそばにいてくれる日々は本当に楽しくて、嫌々通っていた学校も、大きらいだった授業も、まるで宝石のように輝いて見えた。

放課後にはきまって公園のベンチに二人で座っていた。

「いつまでも一緒にいたいな」

これは羅樹の口癖だった。

私はその言葉を聞くたびに嬉しくてたまらなくなっていた。
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