sweet memory ~奏大side~
そんな奏大の様子を見た花菜は、慌てて奏大に補足をした。
「あっ、友達の名前です」
「……そうか。それでその子から質問攻めにされたのか?」
「そうなんです」
「まぁ、初日は仕方ないだろう。周りもそのうち慣れて、何も言わなくなる」
そう言うと、奏大は仕事部屋に荷物を起きに行った。
それから奏大が戻ってくると、2人は夕食を食べ始めた。
土曜日に出掛けたことにより、確実に2人の距離は縮まっていた。
そんな現状を奏大は喜び、顔を緩ませていた。