sweet memory ~奏大side~




1人、副社長室に取り残された創。
奏大の後ろ姿を見た創は小さい声で、




「お前がそんな表情をするから心配になるんだよ。奏大や花菜が一緒に過ごしているのを間近で見るようになったからこそ、余計に花菜に記憶が戻ればいいって、可能性が低いことを願っているんだ。お前達は辛いことがあったからこそ、幸せになってもらいたいんだよ…」








そう、創が呟いていたことに、奏大は全く気付いていなかった。





< 126 / 351 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop