sweet memory ~奏大side~



それからの奏大の行動は早かった。
MYU-cloverの社長から、指輪が完成したからいつでも取りにきて良いと連絡を貰った次の瞬間、奏大は創に今日花菜と会うセッティングをしろと頼んだのであった。



創は、奏大のその行動力に苦笑いしながらも、花菜に電話を掛けた。









「もしもし花菜?今、大丈夫か?…そっか、昼休みか。突然なんだけど、お前に会ってほしいやつがいるんだ。…花菜、落ち着け」








創の電話の様子から、花菜が混乱している姿が奏大の目に浮かんだ。
急すぎたかと思っていると、創と目が合い、苦笑いするしかなかった。



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