sweet memory ~奏大side~


「…あぁ、律か。花菜には会ってほしいやつがいると伝えた。…相手?そんなの勿論奏大に決まってるだろう?それ以外は認められるわけがない」

「っ…」








創の爆弾発言に、奏大は驚いた。
自分と花菜のことをよく反対しなかったと思っていたら、まさかそんな風に考えていただなんて、初めて聞いたのだ。
奏大は創の思いに嬉しく感じていた。








「あかね?今日、奏大が花菜を迎えに行く。前にも話しただろう?…あぁ、あかねが言いたいことはわかってる。奏大だって中途半端な気持ちで花菜と結婚することを決めたわかじゃないんだ。それはわかってほしい。…ありがとう、そうしてくれると助かる」








そう言うと、創は電話を切った。





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