sweet memory ~奏大side~
「問題ない。花菜は律やあかねが連れてくる」
「悪いな…」
「いや。花菜は奏大以外認められない。だから、約束してほしい。アイツを泣かせないって」
「勿論。あの日誓ったんだ。花菜のことを絶対に幸せにするって」
「奏大…」
奏大の言葉に決意が感じられ、創はそれ以上何も言えずにいた。
それから、慌ただしくことが進み、奏大の両親に事情を説明して、花菜と会う約束をしているホテルに直接来てもらうことにした。
前もって、結婚したい女性は1人だけであることを両親に伝えてあった奏大。
特に混乱するとこなく、予定を調節して来てくれることになった。