sweet memory ~奏大side~



「…はい」

「失礼」

「会長…」

「やぁ、お前ら3人揃ってるとは、相変わらず仲が良いな」

「わざわざ来て頂かなくても、用があるなら、こちらこら向かいました」

「来てもらうより、来た方が早かったからな。…それより、今日から一週間の予定で北海道に飛んでほしい」

「…また急な話ですね」

「あぁ。ちょいとばかり、視察に行ってきてほしい」

「今回のプロジェクトと何か関係が?」

「いや、また別件だ」

「本当は弘大に言ってもらおうと思ったんだが、生憎ヤツは明日から海外へ出張らしくてな…。そこでお前に頼みたいんだ」

「…わかりました」

「頼んだ。じゃぁ、早速行ってくれ。内容はあとでメールしておく」

「わかりました」








そう言うと、大樹は2人分の航空券を渡して部屋を出て行った。






< 172 / 351 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop