sweet memory ~奏大side~
次の日。
2人はそのまま花菜の病室から出勤をしていった。
淳平もいつも通り、車を回そうとしたが、奏大によって止められた。
「お前は出勤しなくていい」
「はぁ!?」
「……花菜の側にいてやってくれ」
「奏大?」
「俺は立場上、ずっとついていてやることは出来ない。だから、お前が代わりに側にいてやってくれ」
「そっか…。わかった。花菜ちんに何か変わった様子があったら連絡する」
「あぁ…頼んだ」
「オッケー」
こうして、奏大と創は職場へ、淳平は花菜の病室に残る生活が始まった。