sweet memory ~奏大side~
「花菜っ!」
「あっ…穂波ちゃん…」
「もう!心配したんだから~っ!」
そう言うと、穂波は花菜に抱きついた。
穂波の行動に驚いた花菜ではあったが、直ぐに穂波の事を抱き返した。
「心配かけてごめんね?私は大丈夫だから」
「本当に良かったぁ~」
「穂波ちゃん…。…あっ、私の代わりに奏くんに色々説明してくれたんだって?ありがとう」
「ううん…って!花菜っ?!」
「えっ?」
「今、何て言ったの?」
穂波は花菜が奏大の呼び方が違うことに気付き、花菜を問い詰めた。
それはその場にいた、律やあかね、隼大も気付いており、目が覚めてから一体何があったのか、不思議で仕方なかった。