sweet memory ~奏大side~




「あっ…私ね…記憶が戻ったの」

「嘘…奏兄…」

「あぁ…」

「そっか…。良かったね、花菜」

「ありがとう」








政略結婚だと聞かされていたこの婚約が、実はお互いが好きで約束されていた物だと分かり、穂波は自分の事のように喜んでいた。








それかしばらくして、検査の為に淳平の父親が病室に来るまで、和気あいあいと過ごしていた。





< 265 / 351 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop