sweet memory ~奏大side~
リビングに行くと、奏大の父である大樹が大輔と茉莉と一緒にソファーで寛いでいた。
「おぉ…花菜さん。よく来てくれたな。ここに座りなさい」
「こんにちは。ありがとうございます」
大樹に促されるまま、花菜と奏大はソファーに腰掛けた。
「初めまして。奏兄のすぐ下の弟の大輔です」
「は、初めまして…」
「大輔は今、大学4年なのよ。それで、隣にいるのが奏大の兄の奥さんよ」
「弘大の妻の茉莉です。花菜ちゃん、よろしくね」
「よろしくおねがいします」
次々に紹介され、花菜は驚いていた。