sweet memory ~奏大side~
「よう、花菜!着替えと学校の道具持ってきたぞ」
「ありがとう」
「花菜の為だからな。ちなみに、着替えはあかねが詰めたから、足りないものはないと思うけど、何か足りないようだったら…ってその心配はないか」
「?」
「奏大、花菜を泣かせたらたたじゃおかないからな」
「…わかってる」
「まぁ、お前なら大丈夫だろうけど、一応念を押しとかねーとな」
「……シスコン」
「うるせー」
2人のそんなやり取りを終えた後、創は奏大に追い出されるように帰って行った。
その後、2人は順番に風呂に入った。
先に花菜が入り、奏大が最後に入った。
奏大が出てくると、花菜はベッドの端っこに座ったまま倒れるように眠っていた。