sweet memory ~奏大side~




「お帰りなさいませ」

「あぁ…」

「お荷物が届いております」

「あぁ…」








奏大は荷物を受け取ると、エレベーターに乗り込んだ。
特に会話するわけでもなく、そのまま家に着くまでお互いが黙ったままであった。








「ただいま~…」

「……花菜」








玄関に入るなり、奏大は花菜の事を抱き締めた。
いきなりの行動に、花菜は驚き、後ろを振り返った。




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