sweet memory ~奏大side~
「奏くん、どうしたの?」
「…いや…何でもない。リビングに行こうか」
「うん」
奏大に促されるまま、花菜はリビングのソファーに座った。
花菜がソファーに座ると、その隣に奏大が腰掛けた。
「花菜…。これ、開けてみろよ」
「何、これ?」
「開けてからのお楽しみ」
プレゼントの送り主は、実は奏大であり、中身が何か知っていたのだ。
花菜の反応を見ながら、奏大はニヤリと笑いながら箱を渡した。