sweet memory ~奏大side~
「花菜?どうした?」
「…何だか緊張しちゃって…。こんなに緊張するんだね。手が震えちゃう」
「落ち着いてからゆっくり書けば良い」
「うん…」
花菜の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
そんな花菜の姿を見た奏大は、花菜が落ち着くようにと、手を握った。
そして、手の震えが落ち着くと、花菜は婚姻届に書き始めた。
その様子を奏大はしっかりと目に焼き付けていた。
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