sweet memory ~奏大side~
「手伝ってもらっちゃってすみません」
「いや、独り暮らしだから料理は慣れている」
「意外ですね」
「そうか?」
「てっきり、外食が多いのかと思いました」
「まぁ仕事柄、外食は少なくないが、家に居るときは自炊をする」
「そうなんですね。まだまだ奏大さんの知らない一面がたくさんありそうですね」
花菜はクスクス笑いながら奏大に笑顔を向けた。
「これからたくさん時間はあるんだ。お互いのことはこれから知っていけば良い」
「そうですね」
花菜の笑顔を見て、奏大も自然と微笑んでいた。
そして、あることを思いついたのであった。