sweet memory ~奏大side~
「…明日、時間あるか?」
「特に出掛ける用事はありませんが…」
「なら、出掛けないか?」
「えっ?」
花菜は驚いて、奏大のことを見上げた。
そんな花菜の様子に少し苦笑いしながらも、奏大はそのまま話を続けた。
「明日は仕事が休みで1日空いている。…デートしないか?お互いのことを知るためには良い機会だろう」
「…はい!」
「何処に行きたいか考えておいてくれ」
花菜は嬉しそうに返事をした。
そんな花菜の表情に、奏大も満足そうな表情をしていた。