sweet memory ~奏大side~
「創……」
「今は仕事中だって…」
「お前が送ってきたんだろう」
「まぁね~。可愛いだろう?」
「…あぁ」
「アイツも明日から高校生だ」
「……」
「長かったな」
「あぁ…」
「というわけで、明日遅れるから」
「はぁ!?」
「花菜の初登校を見届けてから出勤するからよろしくー!」
「……勝手にしろ」
「サンキュー」
そう言うと、創は副社長室から出て行った。
創が出て行くと、奏大は携帯を取り出した。
そこには、花菜の写メが待ち受けに設定されており、先程創から送られてきた花菜の寝顔の写真であった。
「花菜…もうすぐ迎えに行くから待ってろよ」
そう言うと、奏大は待ち受けの花菜にキスをした。