sweet memory ~奏大side~
「もう、創くんったら、何でも奏大さんに話しちゃうんですね。これじゃぁ、隠し事も出来ないですね」
「何か隠し事をするつもりだったのか?」
「いえ、そういうつもりで言ったわけじゃ…」
「わかってる。からかっただけだ」
「もうっ!」
花菜は、奏大にからかわれ、ぷーっと頬を膨らませていた。
そんな様子に、奏大は思わず笑ってしまった。
幼い頃の花菜も、よくこうやって拗ねていたのだ。
奏大は昔を懐かしみながら、花菜の表情を見ていた。
それからも、話をしながら食事を済ませていった。
食事を終えると、2人はマンションへと帰って行った。