笑顔を忘れた天使【完】


急いでひなをお姫さま抱っこをしてついていく


「ここだ」

電気をつけた部屋にひなを運ぶ



物があまりない…


「あの…この部屋はひなの部屋ですか?」


女子高生ってもっといろいろ持ってるんじゃないのか?


「そうだ」


おじさんはそう言うとひなの額に手をあてた


「熱は下がったな…」


とても優しい笑顔だった

俺には恨んでいるようには見えなかった



< 179 / 423 >

この作品をシェア

pagetop