笑顔を忘れた天使【完】

「その…受験のために塾に通ってたんだけど」

「いつも帰りが10時過ぎだったの」

「ある日知らない男の人にからまれて」

綾芽ちゃんはひとつひとつ思い出しながら話し始めた

「そこを雪先輩に助けてもらったんだ」

「そのときは誰だか分らなかったけど」

「ここの制服だって事はわかったから」

「この学校を受けたの」

「ふざけた理由でしょ?」


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