笑顔を忘れた天使【完】

「じゃあ後で会いに行くから!!」
洸は私の髪に優しく触れた
「あっ」

ちょっと待ってよ!

「もういないし…」

洸は、すごい勢いで階段をかけ上がって行った



「洸…」

手が…すごく大きかった


心臓の音が耳に響いてうるさい…


だめなのに

好きになっちゃ…

いけないのに

もう…

「やめて」

お願いだから…

これ以上


「私の中に入ってこないで」





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