笑顔を忘れた天使【完】

「違うよ」

違うんだ

俺はお前と二人きりでいたい…


ひなの髪が俺の首に当たる


「放して!!」


小さな体で必死に俺の腕から逃れようとする…

「洸って呼んでくれたら放す」


「……」

イヤなのか?

「ひなちゃん?」

ひなの耳元でささやく…

「つっッ洸!!放して…」

初めて名前で呼ばれた♪


< 76 / 423 >

この作品をシェア

pagetop