レンタル彼氏【完全版】
「ここに今月の置いときます」
そう、言いながらドサッとアタッシュケースを机の上に置いて佐々木は部屋を出て行こうとしてる。
毎月、25日。
こうやって佐々木は俺の部屋に来ると、こうしてアタッシュケースを置いていく。
未開封のそれが俺のクローゼットにたくさん入ってる。
泥棒が俺の部屋に入ったらきっと、びびっちゃって持ち帰れないぐらいの金がある。
でも、そんな紙切れ。
俺には必要なかった。
「…佐々木~」
さっさと部屋を出ようと、ドアノブに手をかける佐々木に俺は声をかけた。
佐々木は立ち止まって俺の方を向く。
少し、イヤ、相当無愛想で。
しかも、メガネ、ちび、でぶで、オタクも混じってるような佐々木。
女にもてないだろうな、と初めて見た時思った。
アンド、それを本人に初対面で言ったから佐々木は尚更俺に無愛想だった。
「俺、いつまで仕事入ってる?」
そう、言いながらドサッとアタッシュケースを机の上に置いて佐々木は部屋を出て行こうとしてる。
毎月、25日。
こうやって佐々木は俺の部屋に来ると、こうしてアタッシュケースを置いていく。
未開封のそれが俺のクローゼットにたくさん入ってる。
泥棒が俺の部屋に入ったらきっと、びびっちゃって持ち帰れないぐらいの金がある。
でも、そんな紙切れ。
俺には必要なかった。
「…佐々木~」
さっさと部屋を出ようと、ドアノブに手をかける佐々木に俺は声をかけた。
佐々木は立ち止まって俺の方を向く。
少し、イヤ、相当無愛想で。
しかも、メガネ、ちび、でぶで、オタクも混じってるような佐々木。
女にもてないだろうな、と初めて見た時思った。
アンド、それを本人に初対面で言ったから佐々木は尚更俺に無愛想だった。
「俺、いつまで仕事入ってる?」