レンタル彼氏【完全版】
携帯ショップに車を走らせて、俺は受付を待った。


自分の番号が呼ばれて、俺は受付の椅子に腰掛ける。
機械的なお姉さんの説明を聞きながら、新規で携帯を購入したいことを伝えた。


事務処理があるから、また40分後に来てくださいと言われて俺は携帯ショップを後にした。


何してようかな。

携帯ショップの周りに、これといった娯楽はない。


…ゲーセンでも行くかなあ。


俺はそう、思うと少し離れたゲーセンに向かって歩いた。



歩いた方が時間潰れんだろ。

そう、思って呑気に歩いてた俺は。





……会ってしまったんだ。
一番会いたくない奴に。
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