レンタル彼氏【完全版】
ピロリロリン
「……………聖?」
「何?」
聖はニコニコしながら、また私に携帯を向ける。
「いずちゃん、笑って」
「…………」
「ハイ、チーズ」
条件反射で、つい笑ってしまう自分が憎い。
最近、聖は何故か写メを撮りたがる。
別に写真撮られんの嫌いじゃないからいいんだけど。
でも、会う時はほぼ毎日撮っている。
「何で、そんな写メ撮りまくりなの?」
聖は撮った画像とにらめっこしながら。
「いずちゃん、好きだから」
さらっとそう言う。
毎度のことなので、私もはいはいと流した。
「…聖、よく飽きないよね」
「何が?」
「私、そこまで魅力ないけど」
「いずちゃんは気付いてないだけっしょ」
「告白とか、高校の時一度されたぐらいだし」
「じゃあ、俺二人目?」
「いや、中学付き合ったこともあるからな」
「ええ、ほら、いるじゃん」
「…はは」
苦笑いすると、聖は頬を膨らませる。
「……………聖?」
「何?」
聖はニコニコしながら、また私に携帯を向ける。
「いずちゃん、笑って」
「…………」
「ハイ、チーズ」
条件反射で、つい笑ってしまう自分が憎い。
最近、聖は何故か写メを撮りたがる。
別に写真撮られんの嫌いじゃないからいいんだけど。
でも、会う時はほぼ毎日撮っている。
「何で、そんな写メ撮りまくりなの?」
聖は撮った画像とにらめっこしながら。
「いずちゃん、好きだから」
さらっとそう言う。
毎度のことなので、私もはいはいと流した。
「…聖、よく飽きないよね」
「何が?」
「私、そこまで魅力ないけど」
「いずちゃんは気付いてないだけっしょ」
「告白とか、高校の時一度されたぐらいだし」
「じゃあ、俺二人目?」
「いや、中学付き合ったこともあるからな」
「ええ、ほら、いるじゃん」
「…はは」
苦笑いすると、聖は頬を膨らませる。