レンタル彼氏【完全版】
「ははっ、ひでーな、泉ちゃん」
ケラケラ笑う伊織を私はじっと見つめた。
そんな私に気付いた伊織も私を見つめる。
「どーした?
そんなに俺のこと好き?」
「はっ?!」
余りにも動揺してる私を見て、またケラケラ笑ってる伊織。
私はかああっと頬が火照ってくのがわかった。
ダメだ、私完璧伊織のペース。
負けるか。
色々レンタル彼氏のこと聞き出すんだ。
「…伊織」
「え?」
「伊織はいつから働いてんの?」
「……」
少し考え込んだ伊織は、私からゆっくり視線を逸らした。
「15から」
「え?」
「……」
「15?」
「………なーんてな」
伊織は嘘、嘘~と手を上げてるけど、あのトーンは絶対嘘なんかじゃなかった。
本当なの……?
15から…?
今の私の年齢よりも早く?
ケラケラ笑う伊織を私はじっと見つめた。
そんな私に気付いた伊織も私を見つめる。
「どーした?
そんなに俺のこと好き?」
「はっ?!」
余りにも動揺してる私を見て、またケラケラ笑ってる伊織。
私はかああっと頬が火照ってくのがわかった。
ダメだ、私完璧伊織のペース。
負けるか。
色々レンタル彼氏のこと聞き出すんだ。
「…伊織」
「え?」
「伊織はいつから働いてんの?」
「……」
少し考え込んだ伊織は、私からゆっくり視線を逸らした。
「15から」
「え?」
「……」
「15?」
「………なーんてな」
伊織は嘘、嘘~と手を上げてるけど、あのトーンは絶対嘘なんかじゃなかった。
本当なの……?
15から…?
今の私の年齢よりも早く?