✰perfect LOVEs✰


意地でも手を離そうと
しないから、仕方なく

ベッドに寝かしてその横に座った。


『何で来てくれたの?』


目を閉じたままの神に
私は朝見たカップルの話をした。


『そっか』

「きっと神もこうすると思ったんだ」

神を見ると視線が合う。

「だから私も来たんだよ」


バッと布団を頭まで被る神。


もごもごしてて
よく聞き取れなかったけど


『ありがとう』


そう言ってくれた。


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