キミと恋した痕跡
「暇過ぎ~~」
さっきから
図書室の椅子に
腰掛けながら
嘆いてる宮月くん。
じゃあ何で図書委員になったの?
なんて聞けなくて・・・
「仕事しようよ?」
なんて遠慮がちに言うと
『俺はそんなに優等生じゃないの~』
なんて可愛い顔で。
少し舌をだして
まるで小さな子供が
おねだりするように言った。
「でも・・成績いいじゃん」
宮月くんに
少し反抗したくなって。
そう言ってみた。
すると宮月くんは
笑いながら言った
「じゃあ・・・
家で勉強する?」