−大切な過去−
プリクラを撮る時もたっちゃんは手を繋いでくれていた。

恥ずかしくてたまらなかったけど楽しかった!

"結婚しような!"

"愛してる"

たっちゃんがそう書いてくれた。

プリクラの中のあたしは幸せそうで…

たっちゃんのバイト先の居酒屋に食べに行く事になった。

バイト先の人にあたしを紹介してくれた。

「俺の彼女のかなた!高校生っちゃん!」

そうだよね…

中学生なんて言えないよね!

あたしはしょうがないと自分に言い聞かせていた。

「中学生って言わんでごめんね…?俺もうすぐハタチなるし、犯罪なるしかなたと離れたくなくて…」

「いいとよ?きにせんで♪」

やっぱりこの恋は駄目なのかな…?
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