−大切な過去−
幸せすぎる…

こんな幸せでいいのかな?

そう思っていた。

朝、たっちゃんの声を聞いて目を覚ます。

夜、たっちゃんの声を聞いて眠りにつく。

こんな日常があたしにとっては普通になっていた。

時にはネガティブになり不安な事もいっぱいあり、終わっちゃうんじゃないかと思う時もあるけど…

でもこの恋は永遠に続くと信じていた。

ブーブーブー

たっちゃんだ!

「もしもし?」

「かなた…親に付き合ってる事バレた…俺、かなたと別れたくねえよ…」

あたしは泣きそうになった。

疑問と、不安と、複雑な気持ちが入り交じった。
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