−大切な過去−
それから、あたしと高北はまた前のように毎日メールするようになった。

なつみとは、毎日朝から夜までずっと一緒に居た。

なつみとずっと一緒にいれる事がなによりの幸せだった。

「ずっと友達やけんね…?」

そうなつみが言ってきた。

目に涙を浮かべながら、可愛らしい声で言ってきた。

「あたり前やし…たっちゃんと別れた時、側に居てくれてありがとね。まじなつみ大好きやし」

なつみと泣きあった、そんな夏の日。

たっちゃんと別れて、3ヶ月経っていた。
< 58 / 73 >

この作品をシェア

pagetop