−大切な過去−
あたしは自傷行為をするようになった。

リスカ…

切った時に血が出て来て、なんとも言えない、すがすがしい気持ちになった。

千佳はとめてくれていた。

でも無視し、リスカは続ける一方だった。

それから、落ち着かない日々が続き、毎日叫んだり、急に涙が出てきたりと精神的におかしくなっていった。

「かなた、大丈夫?千佳も辛い…かなたも辛いよね…でも頑張って学校行かん?」

そう、千佳は励ましてくれていた。

大事な、大事な友達でした。
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