君との時間
~廉~

今朝姫衣に元カレ…中山亮が転校生してきた。

苦しそうな表情を見てられなくて、俺は姫衣に腕をひっぱって屋上に連れてきた。

「ちょっと廉。授業始まるからもどろっ。」

ほんとは戻りたくないくせに…。
姫衣は築いてねぇかもしんねぇけど、俺はわかる。

作り笑いって事ぐらい…。
顔が明らかにひきつってる。

「サボろうぜ。」
「だ…だめだよ。」
「なんで?」
< 142 / 164 >

この作品をシェア

pagetop