Sweet Room~貴方との時間~【完結】
「ねえ、これからどうする?」
「あのさ、これから行きたい所があるんだけど、いいか?」
「うん。いいよ。でもどこに行くの?」
涼太はないも答えず、駐車場の方へ歩いて行った。
車に乗り込んでも、どこに行くかはわからず、途中で花屋さんによって、ピンク色のバラの花束を買った。
「奈央美、ここ」
着いたのは霊園だった。
「ここに、母さんのお墓があるんだ」と言って、涼太は花束を持って歩き出した。私も涼太の後に付いて歩いた。
お墓の前につくと、涼太は花束を置く。私はその動作を見つめていた。
「母さん、最近、来てなくてごめん。紹介するな。佐伯奈央美さん。俺、奈央美と結婚するんだ。父さんと母さんみたいな仲のいい夫婦になるから」
「お義母さん、奈央美です。涼太さんと幸せになります」
2人で手を合せた。
「あのバラ、お義母さんの好きな花?」
「うん。母さんが入院しているとき、必ず父さんが持って行ってた花」
「そっか。こらからは、お墓参りする時は私も一緒に行くからね」
結婚はきっと相手の過去・現在・未来を共有することかもしれない。それは苦しことでも、悲しいことでも、2人でいれば、それは未来の幸せにつながっているはず。
「あのさ、これから行きたい所があるんだけど、いいか?」
「うん。いいよ。でもどこに行くの?」
涼太はないも答えず、駐車場の方へ歩いて行った。
車に乗り込んでも、どこに行くかはわからず、途中で花屋さんによって、ピンク色のバラの花束を買った。
「奈央美、ここ」
着いたのは霊園だった。
「ここに、母さんのお墓があるんだ」と言って、涼太は花束を持って歩き出した。私も涼太の後に付いて歩いた。
お墓の前につくと、涼太は花束を置く。私はその動作を見つめていた。
「母さん、最近、来てなくてごめん。紹介するな。佐伯奈央美さん。俺、奈央美と結婚するんだ。父さんと母さんみたいな仲のいい夫婦になるから」
「お義母さん、奈央美です。涼太さんと幸せになります」
2人で手を合せた。
「あのバラ、お義母さんの好きな花?」
「うん。母さんが入院しているとき、必ず父さんが持って行ってた花」
「そっか。こらからは、お墓参りする時は私も一緒に行くからね」
結婚はきっと相手の過去・現在・未来を共有することかもしれない。それは苦しことでも、悲しいことでも、2人でいれば、それは未来の幸せにつながっているはず。