Sweet Room~貴方との時間~【完結】
「杉山」
「は、い」
突然、名前を呼ばれ、上ずった声がでた。
「緊張してるでしょ? 大丈夫よ。私たちは招かれている側だし、スピーチをすることもないから。普通にしていましょう」
「はい」と、気のない返事をした。
こんな佐伯さんの隣で、どうやって冷静にいればいいんだろう。
『natural jewelry』銀座店へと関係者が中に入っていく。俺たちも一緒に着飾った人たちの後へ続いて入った。経過状況の確認のために何回かここに足を運んだ。完成したばかりで、まだジュエリー用のディスプレイケースもなにもない店舗の記憶が強くて、こんなに華やかになるとは思わなかった。想像以上だった。
20分くらいでセレモニーが終わり、近くのホテルに場所を移して、立食パーティが始まった。
さすが、有名ホテルの立食パーティ。料理が豪華だ。オードブル、ローストビーフ、パスタ、サラダ、フルール、ケーキ、アルコール。どれも目で楽しみ、口でも楽しむ料理ばかりだった。
「佐伯さん、せっかくですからシャンパンでも飲みませんか?」
「そうね。少し飲もうか」
「持ってきますね」
「は、い」
突然、名前を呼ばれ、上ずった声がでた。
「緊張してるでしょ? 大丈夫よ。私たちは招かれている側だし、スピーチをすることもないから。普通にしていましょう」
「はい」と、気のない返事をした。
こんな佐伯さんの隣で、どうやって冷静にいればいいんだろう。
『natural jewelry』銀座店へと関係者が中に入っていく。俺たちも一緒に着飾った人たちの後へ続いて入った。経過状況の確認のために何回かここに足を運んだ。完成したばかりで、まだジュエリー用のディスプレイケースもなにもない店舗の記憶が強くて、こんなに華やかになるとは思わなかった。想像以上だった。
20分くらいでセレモニーが終わり、近くのホテルに場所を移して、立食パーティが始まった。
さすが、有名ホテルの立食パーティ。料理が豪華だ。オードブル、ローストビーフ、パスタ、サラダ、フルール、ケーキ、アルコール。どれも目で楽しみ、口でも楽しむ料理ばかりだった。
「佐伯さん、せっかくですからシャンパンでも飲みませんか?」
「そうね。少し飲もうか」
「持ってきますね」