Sweet Room~貴方との時間~【完結】
奈央美と俺は3月に入籍を済ませ、夏の盆休みに結婚式を挙げる予定。
そしてこのゴールデンウィークは新婚旅行として、俺が設計したノブのペンションに泊まりに来た。
「涼太、いいペンションだね」
「だろ? どうだ、夫のことますます惚れ直した?」
「うん。とっても」
新婚である俺たちは、こんなバカップルのような会話を年がら年中している。松下さんや姉ちゃんは呆れ返っていた。
新婚なんだから好きにさせてもらいます、というのが俺たちの考え。
モカブラウン色のテディベアのキーホルダーにも、黒いポメラニアンのキーホルダーにも、同じ鍵が付いている。
とりあえずは、俺の父親の単身赴任が終わるまでは、あのマンションに住むことになった。父さんが帰って来たら、どこかアパートでも借りようかという感じだ。
そしてこのゴールデンウィークは新婚旅行として、俺が設計したノブのペンションに泊まりに来た。
「涼太、いいペンションだね」
「だろ? どうだ、夫のことますます惚れ直した?」
「うん。とっても」
新婚である俺たちは、こんなバカップルのような会話を年がら年中している。松下さんや姉ちゃんは呆れ返っていた。
新婚なんだから好きにさせてもらいます、というのが俺たちの考え。
モカブラウン色のテディベアのキーホルダーにも、黒いポメラニアンのキーホルダーにも、同じ鍵が付いている。
とりあえずは、俺の父親の単身赴任が終わるまでは、あのマンションに住むことになった。父さんが帰って来たら、どこかアパートでも借りようかという感じだ。