Sweet Room~貴方との時間~【完結】
「いいですよ。寝ていいですよ。何もしませんから」
「私って、魅力ない?」
「それって、誘ってます?」
「ち、違う」
思わず口から出た言葉に後悔した。だから全身で違うと表現する。
「そんなに頭動かすと、アルコールが変な回り方しますよ」と笑いながら杉山が言った。
確かに酔いがひどくなったきがする。
真っ赤になった顔を見られたくなくて、杉山の胸に顔を近づける。そして、目の前にあるYシャツを握った。
「酔っ払っている人を襲う趣味はありませんから。でも、佐伯さんはすごい魅力的ですよ」
杉山って、絶対にモテる。こんなことを簡単に言えるなんて。
無意識なのか大きな手が私の頭を撫でている。それは親が子どもを寝かしつけるためにするような感じで、下心が微塵も感じられないものだった。
「もう寝てください。佐伯さんが眠るまでいますから」
「うん」
目をつぶると、布団がふわっとかけられた。そして遠い意識の中で、何かを言われたような気がした。それが何だったかよくわからない。夢だったのかもしれない。はっきりしていることは、その言葉を聞いて、幸せを感じたことだった。
「私って、魅力ない?」
「それって、誘ってます?」
「ち、違う」
思わず口から出た言葉に後悔した。だから全身で違うと表現する。
「そんなに頭動かすと、アルコールが変な回り方しますよ」と笑いながら杉山が言った。
確かに酔いがひどくなったきがする。
真っ赤になった顔を見られたくなくて、杉山の胸に顔を近づける。そして、目の前にあるYシャツを握った。
「酔っ払っている人を襲う趣味はありませんから。でも、佐伯さんはすごい魅力的ですよ」
杉山って、絶対にモテる。こんなことを簡単に言えるなんて。
無意識なのか大きな手が私の頭を撫でている。それは親が子どもを寝かしつけるためにするような感じで、下心が微塵も感じられないものだった。
「もう寝てください。佐伯さんが眠るまでいますから」
「うん」
目をつぶると、布団がふわっとかけられた。そして遠い意識の中で、何かを言われたような気がした。それが何だったかよくわからない。夢だったのかもしれない。はっきりしていることは、その言葉を聞いて、幸せを感じたことだった。