Sweet Room~貴方との時間~【完結】
外食より手料理
元彼との関係にきっちりと整理を付けたことで、かなり体も心もすっきりした。ここ最近は仕事以外でのことはやる気が全くなくて、自炊の回数も減っていた。唯一、作っていたのは朝食くらい。もう少し自分のための時間を作ろうと、職場でお昼を食べられるときはお弁当を持っていくことにした。
そう決めて、いつもより少し早起きをして、冷蔵庫を開けた。何を作ろうかなと考えているとき、杉山の顔が浮かんだ。
元彼のことではお世話になったし、あの2日間は本当に何もしなかった。言葉ではお礼をしたけれど、ちゃんとお礼がしたいと思っていた。よし、杉山の分も作っていくかな。
食器棚からお弁当箱を2つ出す。そして、何故かあのクイズが浮かんだ。1番か、3番か。あれから杉山はそのことに関しては何も言ってこない。そのうち答えを言うとは言っていたけれど。私はどっちの答えだったら、嬉しいのだろう。考えても、今は答えが出そうにない。とりあえず、朝ごはんとお弁当だ。
いつも月曜日。順調に仕事をこなし、お昼休みになった。
「杉山、今日のお昼は外?」
お財布を手にした杉山に話しかけた。
「はい」
「なら、一緒にお昼どう?」
「いいですよ。どこで食べましょうか?」
私は小さめのトートバッグを持ち上げる。
「ここ最近のお礼、お弁当。ご迷惑でなければ」
「そんなこと気にしなくていいですよ」と、杉山は嬉しそうな顔で言った。
「2人分作ってきちゃったし、会議室で一緒に食べよう」
「じゃあ、いただきます」
「うん」
朝、お弁当を作り終えたあと、逆に迷惑だったかなと思った。でも、迷惑には思われていないようで安心した。
そう決めて、いつもより少し早起きをして、冷蔵庫を開けた。何を作ろうかなと考えているとき、杉山の顔が浮かんだ。
元彼のことではお世話になったし、あの2日間は本当に何もしなかった。言葉ではお礼をしたけれど、ちゃんとお礼がしたいと思っていた。よし、杉山の分も作っていくかな。
食器棚からお弁当箱を2つ出す。そして、何故かあのクイズが浮かんだ。1番か、3番か。あれから杉山はそのことに関しては何も言ってこない。そのうち答えを言うとは言っていたけれど。私はどっちの答えだったら、嬉しいのだろう。考えても、今は答えが出そうにない。とりあえず、朝ごはんとお弁当だ。
いつも月曜日。順調に仕事をこなし、お昼休みになった。
「杉山、今日のお昼は外?」
お財布を手にした杉山に話しかけた。
「はい」
「なら、一緒にお昼どう?」
「いいですよ。どこで食べましょうか?」
私は小さめのトートバッグを持ち上げる。
「ここ最近のお礼、お弁当。ご迷惑でなければ」
「そんなこと気にしなくていいですよ」と、杉山は嬉しそうな顔で言った。
「2人分作ってきちゃったし、会議室で一緒に食べよう」
「じゃあ、いただきます」
「うん」
朝、お弁当を作り終えたあと、逆に迷惑だったかなと思った。でも、迷惑には思われていないようで安心した。