彼方は、先生だけど旦那様。
でも我慢が出来なかったんです。



そして、



「恋々を幸せにできるのは
この僕しかいない。」




とうとう
本音を出してしまいました。




その時の恋々の困惑した表情…。


そうだよな。

こんなカオするのも
当たり前…。

全て僕が悪い。




三人の間で少しの沈黙が続き、
少ししてから

「恋ちゃん、行こ。
入学式間に合わなくなっちゃう!」

やけに明るい風波・颯太の声で
二人は歩いて行ってしまいました。

僕はその二人の後ろ姿を
黙って見つめることしかできませんでした。
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