彼方は、先生だけど旦那様。
「あーイライラする。
なんでよ、ねえ。
なんであたしが殴られなきゃいけないの。」

そう無表情で僕に訴えかけながら
二発、三発と僕の頬を殴る母。




それから
母が父に殴られるたび
ストレス発散…というような感じで
母が僕を殴る日々が何日か
続きました。


…辛すぎて辛すぎて。

辛いはずなのに、
当時の僕は泣きながら笑っていました。
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